しかし、定められた科目の修了と実習のみで、社会福祉士の資格が活かせるわけではありません。
社会福祉士で国家資格のほかに必要なものは何でしょうか。それはたとえば、美容師に求められる器用さとか、写真家に求められるセンスだったりするものと同じレベルのものかもしれません。
よく、芸術性の高い職種ではセンスや資質というものがその職業によってはその完成度を左右することが少なくありませんが、社会福祉士であっても、やはり必要な資質というものがあるかと思います。社会福祉士の仕事の要は人とのコミュニケーションです。むしろ人と無機質な行政をつなぐ役割すら果たすこともあるかもしれません。
そんな中で要支援者との面談によって問題点を洗い出し、その改善に向けてプログラムを組むなどの解決策を見出します。そのため、他人との共感性や、会話から問題点を引き出す能力、問題を解決するために必要な処置を組み立てるプログラムの能力や、要支援者それぞれのケースに応じた柔軟な対応を練るための応用力などが求められます。社会保障の知識のほかにも、それらを道具として使いこなす必要があるのです。
また、社会福祉士は現場を経験して資格を取得した人も少なくありません。実際の経験を活かして、関わった人のよりよい生活を願う気持ちが一番の適性能力と言えるのかもしれません。
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